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木の家は長生き。
木は二度生きるといわれています。もちろん、樹木としての寿命は伐採されたときに終わりますが、木材としての生命は、そこからはじまるのです。しかも驚くべきことに、柱などの構造材は、伐られてからも強度が増しつづけるといわれています。事実、引っ張り強度や圧縮強度は伐採時よりも300年後のほうが強いということが確かめられています。
その後ゆるやかに下降しますが、1300年も前に建てられた世界最古の木造建築・法隆寺に使われているヒノキの柱は、新しいヒノキ材とほとんど変わらない強度を保っているほどです。
長い年月をかけて日本の自然に合うように少しずつ体質を変えてきた樹木を使い、日本の気候風土に適した工法で建てた建物は驚くほどの耐久性を持っているのです。

意外と弱い、鉄、コンクリート。
日本ではじめてコンクリートの家が建てはじめたのは、100年程前。当時、半永久的と思われていたコンクリート建築の寿命も、せいぜい50年程度と、かなり短いことがわかってきました。しかも、骨材の反応によるひび割れ、海砂使用による鉄骨の腐食、大気中の炭酸ガスとの反応によるシリカ現象などが、深刻な社会問題にまで発展しています。また、鉄骨造りは結露によりサビが発生し、腐食が進行します。20年ほど前に建てられ軽量 鉄骨造りのプレハブ住宅は痛みが激しく、木造在来工法住宅に比べて短命であることがわかっています。
海岸に近い地域では、鉄骨造りはサビとの戦いになります。コンクリートの建物も、いったん亀裂が入ると塩水が浸透し、内部の鉄骨を腐食させてしまします。海岸線では、塩の害に強い木造住宅が最も適しているといえるでしょう。

木の特製を活かした在来工法。
同じ木造住宅でも、ツーバイフォー工法と在来工法では木材の使われ方には大きなちがいがあります。ツーバイフォー工法では構造材として100%外材を使うなど、単一の素材を使用するのに比べて、在来工法では、たとえば土台には腐食しにくいヒノキ、ヒバ、クリ、柱には水に強いヒノキ、スギ、梁には曲げに強いマツ材というように、木の特性に合わせて使いわけるのが普通 です。しかも、ぞのなかでも特に強度を求められる土台や柱には、木の中心部である芯持材を使用するなど、在来工法では、木材の特性と住まいの安全性を十二分に配慮、厳格な素材を使用することで、耐久性、耐震性にすぐれた住まいづくりをしています。

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